2006年11月17日金曜日

ボーヴォワール没後20周年記念行事・終了しました



Commemorations
« Beauvoir » :

le 20 e anniversaire de sa mort

11月10日講演会、11日映画会いずれも、若い世代の参加者が多く盛況のうち終了することができました。

連日のイベントにおいて、明瞭なクリスティーヌ・フォーレ氏の講演や討論から、ボーヴォワールについて初めて視点を得た人も、また新たな視覚を開拓する意義を見出した人も多かったことと思います。

フォーレ氏はじめ、参加していただいた皆さん、ご協力いただいた関係機関に改めて感謝申し上げます。

2006年10月8日日曜日

ボーヴォワール没後20周年記念行事<11月開催・盛況のうちに終了しました>

Commemoration « Beauvoir » : le 20 e anniversaire de sa mort



シモーヌ・ド・ボーヴォワール(1908.1.9-1986.4.14)は、『第二の性』(1949)の著者として、また、1970年代の女性解放運動をとおして、世界の女性の生き方・状況を変革するのに大きく寄与しました。
没後20周年を記念して、ともに彼女を偲び、その生と思想を次世代に伝えていきたいと思います。






講演 「シモーヌ・ド・ボーヴォワールと『第二の性』」
クリスティーヌ・フォーレ(フランス国立科学研究センター)
Conférence : Simone de Beauvoir et Le Deuxième Sexe par Christine Fauré (CNRS)
日時:11月10日(金)午後6時~8時  会場:日仏会館601号室
主催:日仏会館フランス事務所 日仏女性研究学会
入場無料 逐次通訳付

映画上映と討論
「ボーヴォワールの受容 : 過去・現在・未来」

Projection des deux films suivie d' un débat : Simone de Beauvoir en France et au Japon

日時:11月11日(土)午後2時~6時  会場:東京日仏学院エスパス・イマージュ
主催:東京日仏学院 日仏女性研究学会
後援:東北大学21世紀COE「男女共同参画社会の法と政策」
入場無料  同時通訳付

*午後1時から整理券が配布されます。

* 映画上映
-上映作品についての説明:長谷川イザベル(上智大学)
Présentation par Isabelle Hasegawa (Université Jochi)

-「ボーヴォワールとサルトルの横顔」
(1967年 / 約 60分 / 制作:ラジオ・カナダ / 監督:マドレーヌ・ゴベイユ=ノエル / 英語字幕付)
Portrait croisé de Simone de Beauvoir et Jean-Paul Sartre, un film de Radio Canada, réalisé par Madeleine Gobeil-Noël
( 1967, 60 mn., sous-titré en anglais, DVD )

-「ボーヴォワール ― 自身を語る」
(1978年 / 約 60分 / 制作:ジョゼ・ダイヤン、マルカ・リボウスカ / 監督:ジョゼ・ダイヤン / 日本語字幕付)
Simone de Beauvoir par elle-même, un film de Josée Dayan et Malka Ribouwska, réalisé par Josée Dayan
(1978, 60 mn., sous-titré en japonais, 16mm )

*討論 「現在ボーヴォワールを語る意味」Débat : Comment Simone de Beauvoir a-t-elle été reçue en son temps et quelle est la signification actuelle de son œuvre?

avec interventions de Christine Fauré (CNRS) et Takako Inoué (Université Dokkyo)

パネラー:クリスティーヌ・フォーレ(フランス国立科学研究センター)
井上たか子(独協大学)


**問合せ先:03-3828-5948(井上たか子)

**A4・チラシはこちらからどうぞ(pdf.7100KB.改訂版)
**マグナム・フォトから Album Beauvoir

*クリスティーヌ・フォーレ氏来日関連行事
(いずれも入場無料 通訳付)

◇ 講演会(本会共催)
「パリテ、2000年6月6日法から6年を経て―政治・憲法状況と選挙結果」
・11月9日(木)16:30‐18:00  会場:慶應義塾大学(日吉校舎)・来往舎2階小会議室
講師 クリスティーヌ・フォーレ

主催: CEFEF(慶應義塾大学「現代フランス社会と女性」研究会) 
共催: 日仏女性研究学会
後援: 慶應義塾大学小泉信三記念基金 同大学法学部国際交流基金


◇ シンポジウム 「オランプ・ドゥ・グージュ研究の新地平」(本会共催)
フランス革命時に「女性の権利宣言」(1791年) を著した、オランプ・ドゥ・グージュ(1748-93年)の生涯とその作品を、人権論・文学論・演劇論等の多様な局面から解明し、ドゥ・グージュ研究の新たな地平を拓こうとするものです。

・11月13日(月)18:00-20:00 日仏会館大ホール

 報告:クリスティーヌ・フォーレ,辻村みよ子,太原孝英,高瀬智子,イザベル・ジロドウ
 主催:東北大学21世紀COE「ジェンダー法・政策研究センター」
 共催:日仏女性研究学会


各会合は、会員外の方にも開かれています。お誘いあわせのうえ、御来場ください。

photo: http://www.phenomenologycenter.org/gallery1.htm

2006年7月9日日曜日

第2回 会員研究発表会 <終了しました>













終了後の発表者とコメンテーター (左から、塩川、佐藤、長谷川、日置、平井)




日 時 : 2006年7月8日(土)13:30 ~ 16:30
会 場 : 東京日仏会館 6F601号室 
      

司会  佐藤浩子(川村学園女子大学)
1. ルイ14世時代における女性の地位
La condition des femmes sous le règne de Louis XIV
佐藤洋子(青山学院大学)                      
コメンテーター 塩川浩子(共立女子大学)
2. ジョルジュ・サンドの『アンジボーの粉挽き』における女性像 ― 娘、妻、母
Les images des femmes dans 《Le Meunier d'Angibault》 de George Sand ― Fille, femme, mère
平井知香子(関西外国語大学)
コメンテーター 西尾治子(慶應義塾大学)
3. フランスのギャルソンヌと日本のモダンガールの比較
La garçonne et la « modern girl » : étude comparée
日置久子(多摩美術大学)
コメンテーター 長谷川イザベル(上智大学)




来会者を交えて懇親会も開催されました。
次回も大勢の方のご参加をお待ちしています。

2006年5月2日火曜日

2006年度活動予定(7-11月)


昨年に引き続き、7月に会員研究発表会を開催します。

・7月8日(土)午後、東京日仏会館内



シモーヌ・ド・ボーヴォワール没後20周年記念行事として、11月中旬、東京日仏会館における講演会、映画上映、討論会などを予定しています。


・11月10日(金)18:00-
 クリスティーヌ・フォーレ講演会
 「シモーヌ・ド・ボーヴォワールと『第二の性』」 (仮題)
 

・11月11日(土)14:00-18:00
 映画上映と討論会(フォーレ+井上たか子)
 「シモーヌ・ド・ボーヴォワールをめぐって」(仮題)

Christine Fauré
Directrice de recherche au Centre National de la Recherche Scientifique (C.N.R.S.) Membre de l'Observatoire de la Parité entre les Femmes et les Hommes (service du Premier Ministre)Docteur d'Etat ès Lettres – Sociologie

関連して、つぎの企画が行われます。

・フォーレ氏参加講演会 「パリテのその後」<11月9日(木)・慶應大学日吉校舎>

・シンポジウム「オランプ・ドゥ・グージュ研究の地平」(本会共催)
フランス革命時に「女性の権利宣言」(1791年) を著した、オランプ・ドゥ・グージュ(1748-93年)の生涯とその作品を、人権論・文学論・演劇論等の多様な局面から解明し、ドゥ・グージュ研究の新たな地平を拓こうとするものです。

・11月13日(月)18:00-20:00 

 報告:クリスティーヌ・フォーレ,辻村みよ子,太田孝英,高瀬智子
 主催:東北大学21世紀COEプログラム「ジェンダー法・政策研究センター」
 共催:日仏女性資料センター(日仏女性研究学会)


各会合は、会員外の方にも開かれています。お誘いあわせのうえ、御来場ください。

photo: http://www.phenomenologycenter.org/gallery1.htm

2006年4月25日火曜日

ボーヴォワール没後20周年記念講演会が開催されました。














ボーヴォワール没後20周年記念講演会「ボーヴォワール:幸福探求の情熱」

4月18日(火)午後6時~8時、日仏会館1Fホール
講演者:海老坂武氏 
主催:日仏会館(月例講演会) 後援:日仏女性研究学会

この講演会は、『第二の性』(1949)の著者として、また、1970年代の女性解放運動をとおして、世界の女性の生き方に大きな影響を残した、シモーヌ・ド・ボーヴォワール(1908.1.9-1986.4.14)を偲び、その人と思想を次世代に伝えていきたいということで企画されたものです。

本会設立呼びかけ人で、設立当初以来の会員である、海老塚氏が、ボーヴォワールは恋愛において、作家として、解放運動の中で、いかに生きたかを問いながら、20世紀において彼女が果たした役割を語りました。

平日の夕方にもかかわらず、大勢ご来会いただきありがとうございました。

photo : The Sartre-Beauvoir Grave par Elsa
http://www.artofpleisure.com/Blog/pages/2004/0301.htm

2006年度総会及び記念講演会を開催しました。









日時:3月11日(土)15:00~16:30   場所:東京日仏会館6階601号室
テーマ:「読むことと作ること―料理に関する社会科学分野の研究」
Lire et Faire - Recherches en sciences sociales sur la cuisine
講演者:フランソワ―ズ・サバン氏(向かって左)
(日仏会館フランス学長・フランス国立社会科学高等研究院教授)
逐次通訳:石田久仁子 進行:井上たか子


中国を中心とした食文化研究を専門とする氏が、自身の研究を振り返りつつ、現代フランスで展開されている研究状況を、歴史学、人類学、社会学の観点から多面的に語りました。






懇親会ではおいしいワインとともにおしゃべりが尽きませんでした。

photo par
伊吹弘子